著者
田中 皓介 神田 佑亮 藤井 聡
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集H(教育) (ISSN:18847781)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.39-57, 2015 (Released:2015-06-20)
参考文献数
16
被引用文献数
1

現在および将来の日本のために行われる公共事業をはじめとした公共政策を,適切に計画・実施するためには,社会についての適正な現状認識が不可欠である.一方で,政策決定に大きな影響力をもつ国民世論は,教育の影響を受けることが想定される.そのため,適切な事業の円滑な実施に向け,教育の現状を明らかにすることに意義があろう.そうした認識のもと本研究では,日本の現状を巡る認識について,現代社会についての見方や考え方の基礎を養うことを目的とする中学校公民の教科書を対象に,関連する記述を網羅的に抽出し,既存の文献を参考にしつつ,その内容について考察を行った.分析の結果,公共事業に関し,直接的に印象的かつネガティブな内容が掲載されている点,財政についての知識教育が現実と乖離している点などの問題が明らかとなった.

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@kuri_kurita 「公共政策を巡るドミナント・ストーリーの 中学校公民教科書における記述内容の検証」 https://t.co/nDZ47niqPE とか「高等学校学習指導要領(平成 30 年告示)解説 公民編」 https://t.co/Dse7yldzDU を「税収」で検索すると「歳出は税収で賄うのが原則」というような認識で書かれてそうですね。
@_pseudoctor 論文の URL を以下に示しておきます。 https://t.co/nDZ47niqPE 著者の中に藤井さんが含まれているので、まぁ少し注意した方が良いということはありますが。 いずれにせよ、政府債務は政府以外の部門における資産であるという理解、なかなか進まないかもしれません。
近頃の中学校の公民で、財政ついて教えているらしいが、下記に偏っているようで、要注意 ・公共事業不要論 ・日本財政破綻論 ・右肩下がり宿命論 ・外に打って出る.しかない論 ・地方分権化の時代だ論 公共政策を巡るドミナント・ストーリーの 中学校公民教科書 https://t.co/VuC3vigw2d

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