著者
桐山 久 高畑 陽 大石 雅也 有山 元茂 今村 聡 佐藤 健
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F (ISSN:18806074)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.555-566, 2009 (Released:2009-12-18)
参考文献数
34
被引用文献数
1

バイオスパージング工法は,ベンゼンで汚染された深部の土壌を浄化する場合に有効な浄化技術である.本工法は,帯水層中に空気を供給することにより,ベンゼンの気化による物理的除去と微生物分解の促進を期待できる.しかし,これまで栄養塩の効率的な供給方法が存在しなかったため,継続的な微生物分解効果を得ることが困難であった.そこで,筆者らは栄養塩を地盤に効率的に供給できる揚水循環併用バイオスパージング工法を開発した.実汚染サイトにおいて実証試験を行い,当工法によるベンゼンの浄化効果と空気や栄養塩の供給能力について検討し,従来工法と比較した優位性を確認した.また,本試験の結果に基づき,当工法の井戸配置や浄化期間予測についての設計手法を確立した.

言及状況

外部データベース (DOI)

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バイオスパージング工法、豊洲の汚染除去に使われてんのかな。止水壁で囲んだ上で土の入れかえ、地下水の入れ替え、力技系やな。微生物が働きやすい環境をどう構成するかが工法のキモだね。EPAとかUS armyを引いてるな基地は汚れてるからな https://t.co/ezIMp9Qza9
大成さんによる土壌汚染のリチャージ工法に関する論文。初期50日でベンゼン量が環境基準値の50倍→環境基準値内に下げる実験。等比級級数的に汚染は除去されてゆくモデルなのですね。50mg/l→1mg/l https://t.co/hWPeJLrQCu

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