著者
王 張嶠 石川 忠晴 吉田 圭介
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B1(水工学) (ISSN:2185467X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.67-76, 2012 (Released:2012-04-20)
参考文献数
34

揚子江下流河道には洪水期に大量の土砂が供給され堆積が進行している.また河口潮位変動が大きく,洪水時においても流れが脈動するため,河床変動の機構は非常に複雑である.本研究では河道幅が拡大する江陰から下流の145kmの区間について洪水流の数値計算を行い,潮汐によって生じる非定常流況とそれが流砂特性にもたらす効果を考察した.その結果,潮汐の影響により澪では概ね澪軸に沿った脈動流が生じるが,砂州上では河道横断方向にも大きな偏差が生じ,このことが砂州地形と澪の蛇行を増幅するものと考えられた.揚子江下流河道の澪にはほぼ一定間隔(約22km)で深い区間が存在するが,これは干潮での順流ピーク時から満潮での澱み発生時までの浮遊砂移動距離に関連すると考えられた.

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乾季には南京まで海水が遡上するんだって。南京から下流の水量の全戻しか。想像以上だな。 《大潮における潮位差は3.5mに達する.このため非洪水期には約300KPの南京まで塩水が遡上し,洪水期においても100KPの滸浦まで遡上する.》 https://t.co/GWslsgSLLW

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