著者
関口 兼司
出版者
一般社団法人 日本臨床神経生理学会
雑誌
臨床神経生理学 (ISSN:13457101)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.190-197, 2017-08-01 (Released:2018-02-24)
参考文献数
16

首下がり症候群は日常的によく遭遇し, 錐体外路性疾患のみならず神経筋疾患が原因のことがあるため診断のために筋電図が必要とされることが多い。診察や表面筋電図などから後頸部筋の筋力低下が原因と疑われた場合は神経筋接合部疾患, 神経原性疾患, 筋原性疾患を鑑別していくために反復刺激試験, 神経伝導検査, 針筋電図を行っていく。四肢で異常が見つからない場合は体幹部の検査が決め手になるので, 呼吸筋を含めた体幹部の筋電図検査に日常的に触れておくことが望ましい。

言及状況

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@repezennti9 「首下がり症候群」というものがありまして・・・ https://t.co/KE8Q5Xzwsm 最後の方に鑑別が軽く書いてありますよ
首下がりについて ☑︎前頸部筋の過緊張 ☑︎振戦 ☑︎回旋動作での筋性と思われる可動域制限 ☑︎胸腰椎部の生理的弯曲の破綻(紹介した論文に記載なし)
「首下がり症候群」への筋電図によるアプローチ ~体幹部の筋電図検査の重要性について~ https://t.co/c1MfInUOVM

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