著者
高田 誠二
出版者
The Japan Society of Calorimetry and Thermal Analysis
雑誌
熱測定 (ISSN:03862615)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.162-168, 2005-08-31 (Released:2009-09-07)
参考文献数
27
被引用文献数
2

温度とは何か,温度計はどんな機能を持つべきか-古来の考察・試行の跡をたどり,人体の冷温感覚との不即不離の関係,液体封入ガラス製温度計を初めとする各種温度計の開発と改良,そして巨視的熱学の基本法則による(個別の物性によらない)熱力学温度の定義及びその微視的な解釈を通観し,併せて,操作主義の考え方(規定された測定器の指示によって温度を定義する立場)に触れる。

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こちらの4ページ目に、 「平賀源内は, 自作の温度計の 目盛板に 「極寒, 寒,冷, 平, 暖, 暑, 極暑」の文字列および 「0, 4, 8……92, 96」の数字列を書き入れた。数字は明らかに華氏の°Fである。」 との記述。 https://t.co/voEXxGULdw
高田誠二『温度概念と温度計の歴史』によると 「平賀源内は、自作の温度計の目盛板に「極寒、寒、冷、平、暖、暑、極暑」の文字列および「0, 4, 8……92, 96」 の数字列を書き入れた。数字は明らかに華氏の°Fである。」 ということなので、日本初の温度計は華氏だった模様 https://t.co/A5MWmfp60z
それはそれとして温度計の歴史は面白かった。Ré(レオミュール度)ってあるんだ… #今日の論文 『温度概念と温度計の歴史』高田 誠二、熱測定 2005年 32巻 4号 p. 162 https://t.co/Qx6T9sGwQJ
『温度の概念と温度計の歴史』-- Netsu Sokutei 32 (4) 162-168 高田誠二 2005 https://t.co/mNGGAWlOhy

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