著者
一ノ瀬 修一 浦野 あずみ 佐藤 武彦
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.91-94, 2018-03-09 (Released:2018-05-18)
参考文献数
3

従来、原資料の非接触撮影には、カメラ撮影方式が用いられている。原資料が数メートルにも及ぶ巨大な古地図等を光学解像度400dpiで撮影する場合は、複数回に分けて分割撮影し、画像処理ソフトを用いて接合して再統合する手法が用いられる。しかしながら、画像接合時に一定の寸法歪みを回避できない問題があった。我々はテレセントリックレンズを採用した非接触式のイメージスキャナ「オルソスキャナ」を開発した。温度依存性を評価した結果、1メートル長に付き、0.1ミリメートル未満の寸法精度を達成する能力があることが判った。その結果、1万対1という高い寸法精度でデジタルアーカイブが可能となるだけでなく、分割撮影画像の接合作業が全自動で行えるようになり、大幅な撮影作業時間の短縮が期待される。

言及状況

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2018年に日本デジタルアーカイブ学会における発表内容を資料(論文)にまとめました。 J-STAGE Articles - [B31] 非接触式イメージスキャナ「オルソスキャナ」の開発:オルソ画像の寸法精度がもたらす分割撮影画像の自動画像合成 https://t.co/w4ezmRuPWv
https://t.co/LmK8GUYdKa デジタルアーカイブ学会誌 2018,Vol.2,No.2 [B31] 非接触式イメージスキャナ「オルソスキャナ」の開発: オルソ画像の寸法精度がもたらす分割撮影画像の自動画像合成 #オルソ画像 #オルソスキャナ #イメージスキャナ #寸法精度 https://t.co/Ms5CiGLvdR

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