著者
常石 史子
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.175-178, 2019-03-15 (Released:2019-06-01)
参考文献数
1

フィルムアルヒーフ・オーストリアは、映画フィルムおよび映画関連資料の収集・保存および公開を使命とするフィルムアーカイブであり、デジタルアーカイブの構築にも積極的に取り組んでいる。2012年以降は「あなたのフィルムが歴史をつくる」をモットーに、各州政府および国内最大の放送局ORFと共同で、ホームムービーの収集およびデジタル化を継続的に行なっている。ブルゲンラント、ニーダーエスターライヒ、サルツブルクの各州から収集し、デジタル化を完了したフィルムは11万本を超え、ホームムービーの分野では先駆的かつ最大のデジタルアーカイブの一つとなっている。本報告では、中でも最大規模のニーダーエスターライヒ州の例を中心に、7万本を超えるフィルムを正味3年足らずの期間にデジタル化するにあたり、浮上した様々な課題について述べる。

言及状況

外部データベース (DOI)

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デジタルアーカイブ学会第3回研究大会(2019年3月)の予稿とスライド「あなたのフィルムが歴史をつくる:ホームムービーのデジタルアーカイブ」が公開になりました。 正味3年で7万本のホームムービーのデジタル化を完了したお話。ひたすらマネジメント能力が試された仕事。 https://t.co/KphEuPlaOW

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