著者
宮本 聖二
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.236-243, 2021-10-01 (Released:2021-11-15)
参考文献数
4

アジア太平洋戦争は、国家総動員の掛け声のもとで行われ、その戦争を人々が受け入れるにあたっては教育やメディアなどを通して様々な共通意識が醸成されていったと言える。そして、戦争体験者の言葉を読み解くことで、その意識とはどのようなものだったのかを浮かび上がらせることができないだろうか。デジタルアーカイブ化で公開されている戦争体験者の証言からキーワードを取り出して、その言葉がどのような文脈とともに紡ぎ出されたのかを見ていき、人々の戦争との向き合い方を探るオーラルヒストリーの実践を試みる。

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「生きて虜囚の辱めを受けず」 捕虜になる事を禁じていた。しかし捕虜になると日本兵は拷問せずとも何でも話したという。 日本人は国際的には変わった民俗だな。 ドイツ軍では「敵を殺せ」とまず命じられたが、日本軍は殺すこと以上に死ぬことの大切さを説いた。 切腹侍の国 https://t.co/AYvy356Y5F
「デジタルアーカイブ学会誌」 2021年第4号 [特集:オーラルヒストリー]戦争体験者の語りから読み解く「日本人と“捕虜”」. 宮本 聖二 https://t.co/88jjIDN3Pw

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