著者
藤本 純子
出版者
日本出版学会
雑誌
出版研究 (ISSN:03853659)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.75-93, 2006-03-20 (Released:2020-03-31)
参考文献数
32

少女向け出版メディアの研究はその多くが戦前期を対象としており,戦後期は少女マンガ研究を除けばほとんど進められていないのが現状である.本稿はそういった問題を受け,戦後期の少女雑誌『女学生の友』に掲載された少女小説を分析素材に,タブーとされてきた「男女交際」テーマの登場という出来事の背景の分析を通して,送り手と受け手の関わりの変化を明らかにすることを目的としたものである.

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若い世代はびっくりするかもしれないんだけど、日本の「中高生に性的興奮をするのは当たり前」という風潮は50年代の故石原慎太郎著『太陽の季節』にすでに存在するんだよね… 藤本純子『戦後期少女メディアにみる読者観の変容』(2006) https://t.co/HOik0SoeNG https://t.co/l7MSHqr5KJ https://t.co/gPduSPeq58
“戦後期少女メディアにみる読者観の変容” https://t.co/owNlOivNZC

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