著者
藤田 基 鶴田 良介
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.373-379, 2013-07-01 (Released:2013-08-09)
参考文献数
35

一酸化炭素(CO)中毒の間歇型は,CO中毒患者の亜急性期から慢性期における予後を規定する病態である。その病態は,COによる直接的・間接的な虚血による神経細胞傷害と脱髄性傷害が主体と考えられる。診断は急性CO中毒後,無症状期を経て40日以内に出現する失見当識,記銘力障害などの多彩な精神神経症状による。また積極的に複数の検査を組み合わせた評価バッテリーを行う方法がある。間歇型発症率は0~46%と報告されており,予測因子としては意識障害の有無,年齢36歳以上,血中carboxyl hemoglobin(COHb)濃度25%以上,CO曝露から治療開始まで24時間経過していること,白血球増多などが報告されているが,一定したものはない。また予防として高気圧酸素治療が有効である可能性があるが,その効果について未だ議論が分かれており,今後のさらなる症例の蓄積,検討が必要である。

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一酸化炭素中毒はしばらく経って、また症状が出たりするから結構怖いんよ。 一酸化炭素中毒間歇型の病態と予防 https://t.co/zj9NbPJM5B
@SukunaBikona7 仰る通りです。 また一酸化炭素中毒は無症状期を挟んで数ヶ月後に症状が出現する間欠型もあるので経過観察や場合によっては高圧酸素療法も考慮が必要です。 寒くなって結構多いのが七輪や囲炉裏によるものです。 使う時は必ず換気をして下さい。 https://t.co/Exjv2MXb9c

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