著者
村井 源 松本 斉子 佐藤 知恵 徃住 彰文
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.6-17, 2011-02-23 (Released:2011-04-13)
参考文献数
16
被引用文献数
2 or 0

本論文では,計量的な物語構造の分析を実現するために,人文的な物語分析の古典的手法であるプロット分析を援用し,分析結果に対する計量的解析を行った.プロット分析は人文学的手法であるが,一致度の計算を実施することでプロット分割と分類の正当性の数値的評価を行った.プロット分類の結果に対してn-gram分析を行うことで物語構造の連続的パターンを抽出した.また同様にχ二乗検定を用いて頻出プロットの時代的変化を抽出した.さらに,テーマとプロットの関係を分析するために計量的手法で物語のテーマ語を抽出し,作品をテーマごとに分類した.このテーマの分類結果を用いて,各テーマのプロット的な特徴を抽出した.本論文での分析はプロットへの分割と分類を計量的指標を用いつつも人手で行うという点で,完全な自動化の実現ではないが,本論文の成果は将来的な物語分析の完全な自動化の基礎になると期待される.

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物語構造の計量分析に向けて https://t.co/C7jxXPaKDn
計量分析などは、物語構造分析が排除しようと苦心しつつもしきれない主観性を取り除くためのひとつの解答で、これはこれで試行錯誤している世界ではあるけれど、とてもおもしろい https://t.co/YWFI6zcHYB
https://t.co/nbfJLOPnBt 文系論文はなかなか暇つぶし感があって面白い
村井源・松本斉子・佐藤知恵・徃住彰文「物語構造の計量分析に向けて」 http://t.co/nnW8AOqsgD (PDF)

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