著者
石原 嘉人
出版者
JSL漢字学習研究会
雑誌
JSL漢字学習研究会誌 (ISSN:18837964)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.65-71, 2013-03-20 (Released:2017-05-26)
参考文献数
7

いわゆる漢字圏の学生を対象とした漢字音読語の指導方法を提案する。具体的には「運動」を「ウンドン」と読むなど漢字圏の学生が陥りやすい誤用を未然に防ぐために,中国語(北京語と広東語),韓国語,ベトナム語の漢字音の韻尾との対応関係について整理する。また,入声音Pを含む漢字語彙の促音化現象(納得,合宿など)について,旧仮名遣いを廃止したために見えにくくなった部分を指摘し,指導に生かすことを提案する。

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@uQikQZi3w1guD2v @ecci_salute 私が気づくぐらいだから、学術論文あるだろうと調べてみたらありました! 古代中国語にはm/nの対立があったのに、現代中国語(普通語)にはなくなってnしか残っていない!そして広東語や韓国語、ベトナム語にはmの音が残った。それは周辺言語の方が古来の特徴を残しやすいため。 https://t.co/IScI4qTwKE
https://t.co/9aXgag35xm JSL漢字学習研究会誌第5号 中国語韓国語ベ トナム語の漢字音の韻尾「−n 亅「−ng亅「入声音」と日本語の音読との対応関係 石原 嘉人 琉球大学 留学生センタ ー いわゆる漢字圏の学生を対象とした漢字音読語の指導方法を提案する。
中国語、韓国語、ベトナム語の韻尾「-n」「-ng」「入声音」と日本語の音読との対応関係 https://t.co/9lLf5qg91h
https://t.co/0axayQyu0T これがすごく分かりやすい... 日本語で「学校がっこう」とか促音(ちっちゃい’つ’)になる法則も同じ「雑」なのに「雑誌ざっし」「雑炊ぞうすい」になるのかとかも入声(にっしょう)のせいだし韓国語の漢字語の読みも意味が分かる おもしろいな~
この資料は入声のある言語を母語とする留学生に日本語の漢字音を効率的に教える方法を論じています。 中国語,韓国語,ベトナム語の漢字音の韻尾「−n亅「−ng亅「入声音」と日本語の音読との対応関係 https://t.co/OF6qhPbFdo

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