著者
天野 冨紀子
出版者
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
雑誌
日本レーザー医学会誌 (ISSN:02886200)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.9-17, 2021-04-15 (Released:2021-04-15)
参考文献数
18

乳児血管腫は自然消退する腫瘍であるが,消退後の残存病変が問題であり,修正手術を必要とする症例が少なからずある.当クリニックではロングパルスダイレーザー(595 nm)とプロプラノロール内服あるいは両者の併用で積極的に治療介入し,局面型は1才以下で,腫瘤型は2才台で早期に確実に消退させている.残存病変を軽くするためには,発症初期から治療を開始して腫瘤の増大を抑制することが重要だと思われる.

言及状況

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「乳児血管腫の治療戦略~クリニックの立場から~」 結語で, 日本と欧米との治療戦略の考え方違いについて言及されているが, 発症頻度や保険制度の違いが影響していると推察されるにとどまっている. 興味深いところではある. https://t.co/Zrt9TSXnju
乳児血管腫の治療戦略~クリニックの立場から~ 天野 冨紀子 https://t.co/1GFpTZXN7p
これはフリーで全文読めるし、現在の治療方針について筆者がどう問題と思ってるかがわかりやすくてよい 『IHは「3歳以降に,何らかの後遺症を残して消退する」疾患と捉えて治療した方が良いと思われる』 J-STAGE Articles - 乳児血管腫の治療戦略~クリニックの立場から~ https://t.co/gI7DbYXJtc

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