著者
増田 明子 松井 剛 津村 将章
出版者
日本商業学会
雑誌
JSMDレビュー (ISSN:24327174)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.25-32, 2020 (Released:2020-08-04)
参考文献数
28
被引用文献数
1

本論文では,鹿児島県志布志市が公開したネット動画の炎上事例をもとに,消費者がストーリーについて表明する多様な解釈,すなわちナラティブが,どのようにうねりを持って集合現象になるのかを,消費文化理論の観点から検討した。3種類の定性データを分析した結果から,理論的示唆として,多様なナラティブの発生によって論点が細分化,同質化,差別化して論点が収束・発散するプロセスは,社会が抱える矛盾を解消するロジックを見出す神話的プロセスであることが明らかになった。本事例から導かれた3つの神話的プロセスとは「反セクシズム神話」,「反反セクシズム神話」,「メタ的神話」である。

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セクシズムのとこだけ任意のワードに置き換えて読むと良い。 J-STAGE Articles - 消費者が語るナラティブのダイナミクス―インターネット上での「炎上」に関する解釈分析― https://t.co/ePYwrx8nSO
@nantonaku17 J-STAGE Articles - 消費者が語るナラティブのダイナミクス―インターネット上での「炎上」に関する解釈分析― https://t.co/ePYwrx8nSO
「炎上」とは〈ナラティブの積み重ね〉(の否定的な様態)であると言うことができる。そしてナラティブの積み重ねは、〈混乱〉を内包したストーリーと、そのストーリーにメジャーな価値観との〈矛盾〉を読み手が見出すことによって創発される。/https://t.co/TyHI5fXPiR #ブランドに関わる論文を読む

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