著者
夏秋 優
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 第58回日本衛生動物学会大会
巻号頁・発行日
pp.66, 2006 (Released:2006-06-07)

人体に有害な節足動物のうち、ハチ類の毒については詳細に調べられており、活性アミン類、低分子ペプチド類、酵素類などが含まれていることが判明している。しかし、有毒毛を持つ鱗翅類幼虫(毛虫)の毒針毛、毒棘の有毒成分やムカデの毒についてはあまり調べられていない。そこで、チャドクガ、マツカレハ、ヒロヘリアオイラガの毒針毛や毒棘から毒成分を抽出、あるいはトビズムカデの毒牙から毒液を採取し、それらにヒスタミン、セロトニン、ブラジキニンが含まれているか否かを調べた。さらに、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)を用いて、含有される物質についての分析を試みた。その結果、ヒロヘリアオイラガ幼虫の毒棘とムカデ毒液には多量のヒスタミンが、チャドクガやヒロヘリアオイラガの毒針毛には微量のヒスタミンが含まれているが、いずれにもセロトニン、ブラジキニンは含まれていないことが判明した。またHPLCでは、各毒液中の分子量7万以下の分画に複数のピークが認められ、種々のペプチドが含まれていることが推察された。

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