著者
河合 桃代
出版者
日本看護技術学会
雑誌
日本看護技術学会誌 (ISSN:13495429)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.63-72, 2015-04-20 (Released:2016-04-26)
参考文献数
23

本研究の目的は,看護師と嚥下障害者の身体を介した相互作用に焦点を当てて,食事介助のわざを明らかにすることである.研究方法は質的研究方法で,参与観察法と看護師による嚥下障害者への食事介助場面のビデオ視聴をもとにした対話を用い,質的帰納的に分析した.研究参加者は,経験年数が7年と30年以上の看護師2名と,脳血管疾患の後遺症で嚥下障害を伴う高齢者3名であった.嚥下障害者への食事介助における看護師のわざとして5つのカテゴリー 【食べる構えをつくる】 【舌との触れ合いを待つ】 【舌の動きを補う】 【噛む動きをつくる】 【飲み込みを助ける】 が見い出された.看護師は身体に触れ,客観的には見えない口の中などを視覚的イメージにより理解していた.嚥下障害者の身体の動きを声として受け止め,自身の身体の動きを変えて同調した.さらに,嚥下障害者が自ら身体を動かす機会をつくって食べる意欲を引き出しつつ,身体の動きを補完して支援した.

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