著者
平井 啓 山村 麻予 鈴木 那納実 小川 朝生
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.27-34, 2021 (Released:2021-02-05)
参考文献数
27

【目的】医療現場において,意思決定が困難である高齢者のがん治療事例の特徴と,医師による対応について探索的に明らかにする.【方法】腫瘍内科の医師7名に対してインタビューを実施した.調査項目は,意思決定困難な事例やその対応,意思決定支援に関することである.逐語記録をもとにカテゴリー分析を行った.【結果】まず,意思決定困難な事例は,認知機能・身体機能を含む[患者要因]と,周囲の状態である[環境要因]の二つに大別された.前者はさらに特性要因と疾病・加齢による要因に分けられる.次に,医師の対応は,[アセスメント]と[対応スキル],および[環境対応]の3カテゴリーとなった.【考察】患者への情報提供のために,患者要因や環境要因のアセスメントを行ったうえで,それぞれに対応するスキルを発揮する必要がある.具体的なスキルとしては,患者に応じた説明,目標の立案,ナッジを使うことが挙げられた.

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【学会ホームページ更新情報】 オンラインジャーナルに 高齢がん患者の意思決定困難要因の探索的研究 が追加発刊されました https://t.co/iMn546FWHA
https://t.co/z3gfetup3N 行動経済学の権威、平井先生の論文「高齢患者のがん治療方針における意思決定 困難に関する要因に関する探索的研究」 ナッジやリバタリアンパターナリズムについても言及されています。 #行動経済学 #緩和ケア #PalliativeCareResearch #JSPM https://t.co/N2RDtTkHUk

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