著者
宇都宮 英綱 原田 敦子 小山 智史 起塚 庸 山中 巧
出版者
日本小児放射線学会
雑誌
日本小児放射線学会雑誌 (ISSN:09188487)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.42-54, 2021 (Released:2021-03-27)
参考文献数
26
被引用文献数
1

小児頭部外傷の画像診断は虐待に起因する頭部外傷(abusive head trauma; AHT)を鑑別する意味においても極めて重要である.しかし,AHTの病態や画像診断に関しては多くの議論があり,今なお一定の見解は得られていない.本稿では,AHTを含めた小児頭部外傷の理解を深めるため,特に乳幼児期の外傷例(頭血腫,硬膜外血腫,頭蓋冠骨折および硬膜下血腫)から頭蓋冠(特に縫合)と髄膜(特に硬膜境界細胞層:dural border cell layer)の発生と解剖について検討する.加えて,急性硬膜下血腫に併発する外傷後急性脳浮腫の発生機序についても神経興奮毒性の観点から考察する.

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#ヒゲジャーナル 小児の頭部外傷は解剖や発生を理解した上で、画像は先天的な違いも考慮し判読するべきである。急性硬膜下血腫では脳浮腫を伴うことがある。 小児頭部外傷の特徴と画像診断—読影に必要な解剖学的基礎知識—https://t.co/oHSnaGPhjh
副縫合 通常認められない部位に存在する縫合 metopic suture ・前頭骨正中の前頭縫合 ・2歳頃までに消失 ・約10%で中高年まで残存 mendosal suture ・頭頂間骨と後頭上骨をわける偽縫合 ・生後数か月で消失 ・稀に長期間消失しない(横後頭縫合と呼ばれる) #Rdiag 参考: https://t.co/vTUy41JzE5 https://t.co/cJFSAAfwwt
▶️新生児期や乳幼児期の頭部外傷では骨膜下血腫(頭血腫)が起こりやすい 皮下血腫や帽状腱膜下血腫と思われることがあるのですが、 頭血腫も硬膜外血腫も骨膜下に発生した血腫で、併存しやすいです どちらも原則的に縫合を越えて進展することはないのが特徴です✋ https://t.co/ZVK5wiJXzQ #Rdiag https://t.co/996fADbF8E

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