著者
三輪 正幸 渡邉 誠
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.70, no.1, pp.1_41-1_50, 2023-07-31 (Released:2023-08-03)
参考文献数
19

養蜂家のニーズに適合したセイヨウミツバチ専用巣箱を開発する際の設計要件を明らかにするために、文献調査とアンケート調査をした。文献調査では、巣箱のデザイン史上、最も重要な巣箱は 1851 年に発表されたラングストロス式巣箱であることが確認できた。この巣箱は内部に可動式の巣板を入れることができ、内部空間を自由に拡大縮小できる構造を採用したことが、現在でも広く使用されている主な要因であることが分かった。国内の巣箱のニーズや巣箱の性能や設計要求に関するアンケート調査をしたところ、プロ養蜂家はハチミツの生産性や品質を重視しているのに対して、趣味養蜂家は作業性や外観のデザインのよさを求めていることが示唆された。国内の養蜂において求められているのは趣味養蜂に特化した巣箱の開発で、その設計要求は巣箱を小型化もしくは軽量化しつつ、周囲の景観に違和感なく適合し、雨避けや横方向に巣箱を拡大させる機能であることが明らかになった。

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「養蜂家のニーズに適合した巣箱」を開発するためのデザインリサーチに関する論文が掲載されてます。養蜂用巣箱の歴史調査と、趣味養蜂家・プロ養蜂家を対象としたアンケート調査を組み合わせた肉厚な研究・・! セイヨウミツバチ用巣箱のデザインの変遷とニーズの把握 https://t.co/o3JL47iv76
PDFあり。 ⇒三輪 正幸, 渡邉 誠 「セイヨウミツバチ用巣箱のデザインの変遷とニーズの把握」 『デザイン学研究』70巻1号 (2023) https://t.co/sEuj3KQNPd

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