著者
阿部 好貴
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 37 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.244-247, 2013 (Released:2018-05-16)

本稿では,Chevallard(2007)の論考に基づき,「文化的手ほどき」として数学的リテラシーの捉え方の再考をおこなった。本稿の主張は,文化的手ほどきとしての数学的リテラシーを,数学的モデル化という数学の方法から包括的に捉えることが,数学の方法の構造化に対して有効である,ということである。そして,このように数学の方法を包括的に捉えた上で,数学の方法の構造化のためには,以下の3点の課題を解決することが必要であることを論じた。①「思考による抽象」との接続,②一般化との接続,③内容との接続。

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数学リテラシーについてはここ。 https://t.co/91FsFryhED 最初と最後だけにしか興味が無い人からすると、中の構造なんてどうでもいいって話(ソフトがあるじゃないか)に陥って応用が出来なくなるよみたいな。 実際に「ソフトにバグがありました」に気付けるかどうかにもなるわけで。

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