著者
鈴木 宏昭
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.53-56, 2014 (Released:2018-04-07)
参考文献数
9
被引用文献数
1

本研究の目的は,米国の次世代科学スタンダードにおける Nature of Science の内容構成、Nature of Science の内容と科学的・工学的な実践及び領域横断的な概念の関連性を解明することである。研究の結果として以下の 3 点を挙げることができた。第1 に、Nature of Science の内容は、「学問上核となる知識」の一つではないものの独立した学習内容として導入されていたこと。次に、次世代科学スタンダードに導入されたNature of Science の内容は、具体的に 8 つの内容であり、それらは科学史を活用しながら、科学的・工学的な実践と領域横断的な概念と関連づけて学習することとなっていたこと。そして、Nature of Science の内容と科学的・工学的な実践との関連については、領域横断的な概念と比べると、内容に応じて幅広く関連付けられていた。しかしその一方で、Nature of Science の内容と領域横断的な概念との関連については偏りが見られた。

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@osakana_des お返事遅くなりました! ご興味持っていただいて嬉しいです。 国内だとほとんど研究がないのですが、この分野の先駆け的な存在である鈴木宏昭先生の論文などがあります。イギリスやアメリカの実践を紹介しているものもあるので載せておきますね。 https://t.co/7DMMqxkBZ3 https://t.co/cZkZSrMxvX

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