著者
井上 克巳 坂間 千秋
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.3_20-3_32, 2008-07-25 (Released:2008-09-30)
被引用文献数
1

Prologがベースとしているホーン節論理に基づく論理プログラミングでは,構文的制約があって確定的知識しか表現できないことが,現実的な知識表現のためには限界であるとされていた.この問題点を克服するために,論理プログラミングにおいて不完全・不確定な情報を扱うための拡張理論が1980年代後半から数多く提案された.1999年にはこれらに加えて制約プログラミングの概念を融合した解集合プログラミングの概念が確立され,現在では論理プログラミングの中心的な研究テーマの1つになっている.本稿では過去からのこうした研究の流れと新しい論理プログラミングの可能性について探る.

言及状況

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なんとなく試しつつ調べていて知ったけど、普通のPrologっぽい記法だと仮定とか不確定情報を扱うのは難しいらしい。
不完全・不確定な情報を扱う論理だそうだ

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これがASP[.]NETの元になった論文らしい(適当) https://t.co/HwpXKRhxm1
数理科学 2021年12月号に組合せ遷移のアルゴリズムという記事があるらしい。検索したら、以下のような分野があることを知る: 論理プログラミングから解集合プログラミングへ https://t.co/mTJM9D1M2J 解集合プログラミングに基づく組合せ遷移ソルバーの実装方式に関する考察 https://t.co/8zH9J2RLpa

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