著者
酒井 政裕 今井 健男
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.1_103-1_119, 2015-01-26 (Released:2015-02-11)

SAT問題は,命題論理式の充足可能性問題,すなわち命題変数を含む論理式に対し,その論理式を真にするような命題変数への値の割り当てが存在するかを決定する問題である.SATは古典的なNP完全問題であり,計算量的には難しい問題であるものの,近年のアルゴリズムの改良とハードウェアの進化によって著しい高性能化が実現された結果として,様々な分野への応用が行われている.本稿ではSATにまつわる研究で現在活発な領域として,関連する問題クラスへの応用やそれにまつわる研究分野との間の交流について,調査し,紹介する.

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[max-sat][optimization][pseudo-boolean][sat-solver][unsat-core]

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ちなみに2015年に @masahiro_sakai さん筆頭でサーベイ論文を過去書きましたんで、こっちもよろしこです。 https://t.co/U1Xc5Rdy6i
また手前味噌ですが、SATとPB,Max-SAT,SMT等の拡張との関係について以前に「SAT問題と他の制約問題との相互発展」というサーベイ論文を書きました。 https://t.co/GJsxWwm8eb (残念ながらサーバがメンテナンス中……) #jssst_ppl2017
「SAT問題と他の制約問題との相互発展」という論文がソフトウェア科学会の「コンピュータソフトウェア」誌に掲載されました。 http://t.co/gtl8bZb34B https://t.co/jHQtYXNGPu

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