著者
高良 麻子
出版者
一般社団法人 日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.126-140, 2015-08-31 (Released:2018-07-20)

変容している生活問題への対応が十分とは言えないなか,社会的に排除されている人々に対して地域を基盤とした総合的かつ包括的支援が展開されている.なかでも,制度の未整備などには法律・制度・サービスの改廃・創設を含む構造的変化を促す組織的活動であるソーシャル・アクションが必要だと言えるが,研究と実践ともに蓄積が乏しい状況である.そこで,本研究ではソーシャル・アクションの実践を体系的に把握することを目的とし,成果が確認された社会福祉士による42の実践事例を分析した.その結果,近年実践されているソーシャル・アクションは当事者の参加度が低く,かつ介入対象レベルが狭いことが明らかになった.実践プロセスは,制度などに関する課題に気づき,課題を把握し,課題理解促進や関係者の組織化を並行して行いながら,構造的変化を目的とする組織的活動を行っており,日頃からのネットワークや実践の蓄積などの基盤が不可欠だと考えられた.

言及状況

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「類型1(当事者参加度高一対象レベル広)は,広域な対象レベルにおいて当事者による社会福祉運動などを側面的に支援するソーシャル・アクションである.本調査においては,この類型に該当する事例は存在しなかった

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> ほとんどの事例(39)が該当するのが,類型皿(当事者参加度低一対象レベル狭)である. https://t.co/k9yZ9PbSyk
「類型1(当事者参加度高一対象レベル広)は,広域な対象レベルにおいて当事者による社会福祉運動などを側面的に支援するソーシャル・アクションである.本調査においては,この類型に該当する事例は存在しなかった / “社会福祉士によるソーシ… https://t.co/tckwmVoF4a

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