著者
宮城 妙子
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.76-82, 2014-02-01 (Released:2015-02-01)
参考文献数
25

シアリダーゼは糖タンパク質や糖脂質糖鎖から酸性糖であるシアル酸残基を遊離するExo-型糖分解酵素で,糖鎖分子のコンホメーションや認識機構などを変化させ,多くの細胞機能にかかわっている.哺乳動物細胞には,遺伝子構造,細胞内局在や酵素学的性状が相違する4種が存在するが,これらはがん化で互いに異なった挙動を取り,発現異常を示すことがわかってきた.本稿では,シアリダーゼ異常によってもたらされるがんの糖鎖シアル酸制御の破綻とその意義について,筆者らの研究成果を中心に,この変化ががんの発がん過程や進展にいかに深くかかわっているかを紹介したい.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (3 users, 3 posts, 1 favorites)

細胞ががん化すると,この糖鎖に異常が起こる.細胞 表層の糖タンパク質や糖脂質の糖鎖が変化し,そのうちでもシアル酸量の異常は浸潤や転移などのがんの悪性形質と密接に関連があると従来から指摘されてきた.」 https://t.co/CdN0EKAr5L
重症化する人としない人の違いについて糖に着目してる https://t.co/EaVnWtRZCR シアル酸、癌とシアル酸 https://t.co/cH4ssknc96 フコース、フコース食品、2021年 https://t.co/S59QoHwGIp

収集済み URL リスト