著者
角谷 侑香 山口 暢俊 伊藤 寿朗
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.9, pp.602-610, 2017-08-20 (Released:2018-08-20)
参考文献数
89

1991年に遺伝学的な解析によって,がく,花びら,おしべ,めしべという4つの花器官は3つのクラスの遺伝子の組み合わせ「ABCモデル」によってつくられることが報告された.その後の研究により,これらの3つのABC遺伝子がどの組み合わせではたらくのかを決める分子的なメカニズムが明らかになっている.さらにABC遺伝子がはたらき始めるための上流の仕組み,およびABC遺伝子が制御する多種多様なイベントと複雑な下流のネットワークの一端もわかってきた.この解説では,近年の研究から見えてきたABC遺伝子が花をつくるための仕組みと順序,およびそこから見えてきた今後の課題を述べる.

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@0 _φ(・_・ ABCモデル https://t.co/rSc4VKLv72 https://t.co/23LmIXQjme https://t.co/UfSF2YHzM7
ん???花びらがちぎれたわけではないのかな…? 葯が花弁に部分的になっちゃうのってなんでなのー? なんか花びら多いし、花びらの枚数多くなるように品種改良したときの影響? 植物に詳しい人教えてください( ᐛ )ワカンナイ #梅 #遺伝子 #置換 https://t.co/wDc3GMMmBQ https://t.co/AJitHrsZrd https://t.co/5GJerLVcUh
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