著者
新谷 隆史
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.11, pp.725-731, 2018-10-20 (Released:2019-10-20)
参考文献数
28

脂肪細胞から分泌されるレプチンは,脳の視床下部に働いて摂食を強力に抑制する.肥満により脂肪組織が肥大するに従ってレプチンの分泌量が増加するため,レプチンによる食欲制御機構は動物の体重を一定に保つシステムとして機能していると考えられる.しかしながら肥満が続くと,レプチンが視床下部に作用しにくくなるレプチン抵抗性が生じることで肥満が解消しにくくなる.本稿では,レプチンの情報伝達制御機構ならびにレプチン抵抗性の形成機構について解説するとともに,われわれが最近明らかにしたチロシンホスファターゼであるPTPRJによるレプチンシグナルの制御機構について解説する.

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”レプチンが見つかった当初はレプチンをやせ薬として 使うことで世界中の肥満がなくなると期待された” あっやっぱりね そうだよねそう思うよね https://t.co/qWo3ihpwug
高脂肪食でレプチン抵抗性がみられたとあるが…。 https://t.co/hiNltOd4Ym

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