著者
鈴木 彰容 三戸部 佑太 田中 仁 Volker ROEBER
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B2(海岸工学) (ISSN:18842399)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.I_661-I_666, 2017 (Released:2017-10-17)
参考文献数
12

近年UAV (Unmanned Aerial Vehicle)による写真測量技術が発達し,海浜地形測量への適用が始められている.UAVは他の手法と比較してコストが小さいため容易に広範囲かつ高頻度のモニタリングが可能である.本研究ではUAVを用いて約1週間間隔という高頻度かつ継続的な海浜モニタリングを行うことで,より詳細な海浜変形過程を議論することを目的とした.取得された画像に対して汀線解析を実施したところ,日常的に十メートル程度の汀線変動が発生していることが分かった.また撮影期間中の2016年11月22日に福島県沖で発生した津波が対象地域を越流したことを受け,津波による詳細な地形応答を分析するために津波後1,3,5日後に追加で撮影を実施した.津波前後の画像に対して三次元解析を実施したところ,津波によって砂浜表面が平滑化することが分かった.

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(UAVがクサいかなぁ、と思って「UAV 東北大学」で当てたら幾らか出てきた・・か。以下雑にURLはり。でもまぁこことも限らず。) https://t.co/o4N7ioJfgS https://t.co/LttKra2ImX

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