著者
山口 迪夫
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.37, no.6, pp.606-609, 1989-12-20 (Released:2017-07-13)

従来, 食品学や栄養学の領域でいう「食べ物の酸性・アルカリ性」は, 食品自体が酸性であるか, アルカリ性であるかというより, 食べ物が体内で代謝された後, 生体に対して酸性に働くか, アルカリ性に働くかを意味する場合が多かった。これがいわゆる「酸性食品・アルカリ性食品」の理論といわれてきたものである。この理論に従えば, 食品自体が酸性であってもアルカリ性食品になる場合がある。そして, 酸性食品かアルカリ性食品かを決めるのは, その食品のミネラル組成, すなわち陽性元素と陰性元素の各合計量(当量)でどちらが多いかである。しかし, 近年になりその理論の栄養学あるいは生理学的意義は次第に科学的根拠を失い, 現在の教科書や専門書からは「酸性食品・アルカリ性食品」の言葉が完全に消え去ろうとしている。

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@buckstopshere0 @yamikawadays その概念は、既に無いです。 https://t.co/nOzJlxDszc
アルカリ性食品の誤解 アルカリ性食品は食品自体が酸性であるかアルカリ性であるかではなく、食品に含まれるイオンで決定されるものです 「アルカリ性食品であれば口の中は酸性にならない→虫歯になりづらい」ということはありません❗️ 誤った情報に気を付けてください https://t.co/uRpOSTeDtI
思いっきり子供向けNHK番組で梅干しはpHが1.9って言ってるし なんなら俺が生まれる前からアルカリ性食品崇拝について疑問持たれてるじゃん!!?? https://t.co/Y2T5N9RNnt

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