著者
加藤 雅人
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.64-67, 2007-02-20 (Released:2017-06-30)

人が紙の原料を植物から取り出して紙として使用するまでの間には,様々な材料や薬品が使用される。それらの物質は,古来,より手間がかからずに,より用途に適した紙を作製するために使用してきたものであり,紙の保存性の良し悪しは考慮されていなかった。近年,酸性紙の劣化問題などから紙の保存性に着目されるようになり,紙の製造に使用された物質による劣化の促進あるいは抑制効果が,紙の劣化メカニズムと関連付けて研究され,実際の保存処理にも応用されるようになってきた。

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鉄ー没食子インクによる紙の劣化では、鉄が触媒として作用することによる酸化分解の他、酸加水分解も含めた他の劣化機構との複合的な作用が起きている 「紙に使用された物質と紙の保存性」https://t.co/fHKeVlgw1U

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