著者
海宝 龍夫
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.234-237, 2016-05-20 (Released:2016-12-27)
参考文献数
3

資源小国日本にあって,日本が世界第2位の生産量を誇る資源があることをご存じだろうか。それはハロゲン元素の一つヨウ素である。ヨウ素は,チリではチリ硝石の副産物として生産される。一方,日本では天然ガスの生産の際に,汲み上げられる地下かん水と呼ばれる塩水から生産され,この2カ国で世界の生産量の約90%を占める(チリ約60%,日本約28%)。しかもその国内生産量の約75%が千葉県で生産されている。ヨウ素は1811年フランス北西部で海藻灰から発見された。その後,海藻を原料とするヨウ素産業はヨーロッパ中心に発展した。日本でも明治時代,千葉県,神奈川県,三重県などの海岸地域でヨウ素の生産が行われたが,その中でも千葉県は,最大の生産量を誇っていた。本稿では千葉県におけるヨウ素の製造法の変遷と最近のヨウ素を取り巻く環境について解説する。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (32 users, 34 posts, 18 favorites)

日本が資源大国? それはヨウ素 https://t.co/lUkzWb4h9R
7 7 https://t.co/eo8LhLMf61
5 5 https://t.co/4yqLgELPYQ
3 3 https://t.co/VMb02nauET
ヨウ素の生産地、1位がチリで2位が日本(そのうち千葉が国内シェア75%)。 https://t.co/PG38hAUjPp 灰化法という製造法は「海岸で集めた海藻を乾燥後,焼却して,まず海藻灰を作 る」とある。もしイ◯ジンが千葉の濃縮昆布だったら絶対やばい。使わない方がいいかも

収集済み URL リスト