著者
荒川 修
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.65, no.5, pp.224-227, 2017-05-20 (Released:2017-11-01)
参考文献数
4

我々日本人は,昔からフグに魅せられ,試行錯誤を繰り返しながら独自のフグ食文化を築いてきた。これに伴い,フグの毒テトロドトキシンに関する研究も日本を中心に進められ,大きな成果をあげてきた。本稿では,フグ毒の正体,フグ毒とそれを保有する生物との興味深い関係やフグを安全に安心して堪能するための工夫について,近年の研究成果を踏まえて簡単に紹介したい。

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「毒は孵化仔魚に受け継がれ,孵化後一定期間保持される」(食べられないように?)らしいから、「まだ」毒がある、という状態もあり得るのか‥ それとは別に、電車の中で思い立って調べて雑誌本文まで読めるとか便利になったなあ‥ https://t.co/t8INXh9qkO
https://t.co/b6HZ1RoZj4 >石川県では現在でも,長期の塩漬け・糠漬け処理により毒を抜いたフグの卵巣が‘幻の珍味 ʼ,‘奇跡の食材 ʼ として生産・販売されている。 >処理の際,毒の多くが水分とともに卵巣から流出すると考えられており,また,発酵する際に酵素の働きで TTX が分解するのではないか
テトロドトキシンの無毒化メカニズムってどうなってるんだろうね https://t.co/QmjDbN1as3
@YAKU_Pri リンクありがとうございます
@29silicon テトロドトキシンがなんでフグ自体に効かないか、とか、なんでぬか漬けで消えるのか、とか、その辺はまだ不明なんでしたっけ? ちょいと調べたら「フグ自身にとっては、(理由はわからないけど)むしろ免疫活性化する薬である」的なものもあったりとか… https://t.co/bKOw4CnyZH
そういえばさっきPCのフォルダ整理してたらふぐ毒のPDF見つけたので、どうぞ https://t.co/9d4u6su90K https://t.co/mJbji0jd7E
https://t.co/ZHOKHJYkxN
https://t.co/LvaSKnoRCa
フグ毒テトロドトキシンが神経痛やリウマチの痛み止めとして市販されていたことがあるのか…… https://t.co/nkvD59jwrA
養殖無毒フグにフグ毒入りのエサを与えて飼育すると、フグの免疫機能が活性化されるらしい。フグは毒があったほうが元気
フグ毒のテトロドトキシンも鎮痛剤に応用できるんじゃないかという話もあったりする。 https://t.co/Bk1vpPV8NI
”フグの毒化は細菌起源の食物連鎖を介する外因性 のものと考えられるようになった” https://t.co/w6jmM8IOSh なんと、フグ毒って「生物濃縮」だったの… 毒性に地域差や個体差が大きい場合は生物濃縮由来が疑われるようだ
そっか、ほとんど日本人しか食べないからフグ毒研究は日本で主に進んでいるかぁ https://t.co/w6jmM8IOSh
@momoka227nyanko こちらの論文が参考になるかと思います。 https://t.co/xMkRPheVH7
フグ毒について↓が勉強になりました!! https://t.co/13WrH6soSf
フグの肝の販売が全面禁止となったのは、1983年の厚生省通知に拠るとこちらにありました。だからさいきんになって禁止、、という訳ではなさそうですね。ただ、いまでもハコフグなどおおっぴらではないにせよ肝も食べるから、産地では食べている方もいらっしゃるんだろうな。 https://t.co/5v1jjXLbe3 https://t.co/wjaSUsnF3W

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編集者: 小宮山広明
2018-10-26 13:47:26 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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