著者
吉原 賢二
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.4-7, 2018-01-20 (Released:2019-01-01)
参考文献数
8

ニッポニウムは小川正孝が1908年に発見を報告した元素名である。一時世界的に評価されたが追試が成功せず,周期表から消え去り,幻の元素のように思われていた。しかし,その後1990年代から東北大学の後輩教授である吉原による現代化学的再検討によって,ニッポニウムの実体は75番元素レニウムと判明した。小川の生涯にわたる研究への熱き情熱,その最期の悲劇,吉原に注がれたセレンディピティー(幸運な偶然)などまことにドラマティックというほかない。化学史上も化学教育上も興味深いものである。

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Tc(テクネチウム)。安定同位体の存在しない放射性元素。金研とも縁が深い小川正孝先生によって発見の報告があり、ニッポニウムと名付けられたが、後に間違いであることが判明。さらに近年になって小川が発見していたのは実はレニウムだった事が判明。惜しいhttps://t.co/5qWNR89L3P https://t.co/ha93ZQhBBC
レニウム も最初に発見したのは日本人学者だったので、ニッポニウムとなる予定だった https://t.co/9IlEYiuD9A #レニウム #ニッポニウム #ニホニウム
こういう読み物系の論文おもろくてすき https://t.co/PKWEfsXL6K https://t.co/gq2PW4ELKN
吉原博士によるこちらの解説も大変参考になる。#元素 #化学 #研究 #歴史 吉原賢二「小川正孝のニッポニウム発見—その劇的な展開」化学と教育 Vol.66 No.1 p4-p7 (2018) https://t.co/4Up6bVGsiK
ラムゼー博士は小川正孝博士が“発見”した幻の新元素「ニッポニウム」の名付け親でもある。小川正孝博士および「ニッポニウム」については以下の文献が参考になる。#元素 #化学 ・吉原賢二「小川正孝のニッポニウム発見-その劇的な展開」化学と教育 Vol.66 No.1 p4-p7 (2018) https://t.co/4Up6bVFUtc
ラムゼー博士は小川正孝博士が“発見”した幻の新元素「ニッポニウム」の名付け親でもある。小川正孝博士および「ニッポニウム」については以下の文献が参考になる。#元素 #化学 ・吉原賢二「小川正孝のニッポニウム発見-その劇的な展開」化学と教育 Vol.66 No.1 p4-p7 (2018) https://t.co/4Up6bVoj4C
ラムゼー博士は小川正孝博士が“発見”した幻の新元素「ニッポニウム」の名付け親でもある。小川正孝博士および「ニッポニウム」については以下の文献が参考になる。#元素 #化学 ・吉原賢二「小川正孝のニッポニウム発見-その劇的な展開」化学と教育 Vol.66 No.1 p4-p7 (2018) https://t.co/vTiL5E5voD

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