著者
今中 政支 峯 尚志 山崎 武俊
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.611-616, 2009 (Released:2010-03-03)
参考文献数
14
被引用文献数
1

スギ花粉症の薬物療法の治療成績を向上させるために即効性を期待できる漢方薬を西洋薬に併用し臨床効果を検討した。アレルギー性鼻炎に対する漢方薬として第一選択とされている小青竜湯例(20名)の有効率は45%と芳しくない成績であった。一方,越婢加朮湯例(24名)では有効率64%と良好な成績であった。重症例に処方される麻黄湯,越婢加朮湯併用(大青竜湯の簡便方)例(7名)は有効率72%であった。麻黄と石膏の消炎作用の増強目的に小青竜湯と五虎湯を併用した症例(16名)では有効率87%とさらに良好な結果であった。経口ステロイド薬の使用を余儀なくされた症例は皆無であった。副作用は胃もたれを訴えた1名のみであった。11種類の漢方薬を使用した全体の治療成績は有効率83%と極めて良好な結果であった。漢方薬を併用することにより,薬物療法の臨床効果の向上を図ることができた。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (6 users, 9 posts, 23 favorites)

ちなみにソースは こちらのサイトでした。 https://t.co/kMVSNns12O 2009年の情報で スギ花粉に対しての結果なので 今の花粉に有効なのかどうか。 有効だとしたら この情報が花粉症大国の日本に 知れ渡らないのは 何故なんだろ
今中政支・峯尚志・山崎武俊:スギ花粉症に対する漢方薬併用療法の臨床効果, 日本東洋医学雑誌, 60巻6号, 611-616 2009 https://t.co/ijH5gzsYt4
文献では大青竜湯の簡便化として、 麻黄湯+越婢加朮湯で麻黄11g 小青竜湯+五虎湯で麻黄7g 健康な若者で重症な人に短期に限って使用、副作用の発現は認められなかったとしています。 https://t.co/ijH5gzsYt4 スギ花粉症に対する漢方薬併用療法の臨床効果 日本東洋医学雑誌/60 巻 (2009) 6 号
文献では大青竜湯の簡便化として、 麻黄湯+越婢加朮湯で麻黄11g 小青竜湯+五虎湯で麻黄7g 健康な若者で重症な人に短期に限って使用、副作用の発現は認められなかったとしています。 https://t.co/ijH5gzsYt4 スギ花粉症に対する漢方薬併用療法の臨床効果 日本東洋医学雑誌/60 巻 (2009) 6 号
@kppharmacist328 文献では大青竜湯の簡便化として、 麻黄湯+越婢加朮湯で麻黄11g 小青竜湯+五虎湯で麻黄7g 健康な若者で重症な人に短期に限って使用、副作用の発現は認められなかったとしています。 https://t.co/ijH5gzsYt4 スギ花粉症に対する漢方薬併用療法の臨床効果 日本東洋医学雑誌/60 巻 (2009) 6 号
スギ花粉症に対する漢方薬併用療法の臨床効果https://t.co/sFACrnXa1k 小青竜湯 有効率は45% 越婢加朮湯  64% 麻黄湯,越婢加朮湯併用(大青竜湯の簡便方) 72% 麻黄と石膏の消炎作用の増強目的に小青竜湯と五虎湯を併用  87%
スギ花粉症に対して漢方薬併用療法を行った今中先生らの報告では、有効率は小青竜湯、越婢加朮湯、麻黄湯+越婢加朮湯(大青龍湯代用1)、小青竜湯+五虎湯(龍虎湯(by 今中先生))で各々、45%、66%、72%、87%であった。後者2方剤、寒証の花粉症には合わないと思う。https://t.co/V7JS9QayaG
スギ花粉症に対する漢方薬併用療法の臨床効果. 今中政支, 峯尚志, 山崎武俊. 日本東洋医学雑誌. 2009, 60(6), p611-616. http://t.co/g61Ph2fSRE

収集済み URL リスト