著者
斉藤 晶 竹越 哲男
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.336-339, 2012 (Released:2013-02-14)
参考文献数
12

耳管開放症はまれな病気でなく,全人口の5%に存在している可能性がある。自声強聴や耳閉感がよく見られる症状である。薬物治療,手術を含め種々の治療が行われているが,満足した結果が得られていない。漢方医学的には,気虚または血虚と考えることができる。耳管開放症の漢方治療は加味帰脾湯が良く知られていた。今回,補中益気湯を10症例に投与した結果を報告した。4例が改善,1例がやや改善,4例が不変であった。作用機序は,耳管の緊張の亢進,耳管周囲の脂肪組織の増加,精神面への影響を考えた。補中益気湯が耳管開放症の選択肢の1つとなることが期待される。

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加味逍遙散のついでに出てきた加味帰脾湯が不眠にも耳管ぱかぱかにもよろしいと出てきて俄然のみたくなってきた https://t.co/ZkP4BtrhCm
J-STAGE Articles - <b>耳管開放症が疑われた症例に対する漢方治療</b> https://t.co/2Xqel3f9sn nipox25向けの報告だ
耳管開放症に対する補中益気湯の投与 https://t.co/vFLay4Of6w

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