著者
町 泉寿郎 小曽戸 洋 花輪 壽彦
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.749-762, 2003-07-20 (Released:2010-03-12)
参考文献数
11

希代の漢方臨床家である一方, 収書に熱心であった大塚敬節 (1900-1980) は, 後世に彪大な蔵書「修琴堂文庫」を残した。われわれ医史学研究部では, 蔵書の寄託を受けて数年来, その整理と目録作成に従事してきた。ここに整理作業の報告を兼ねて, 大塚敬節の人となりと蔵書の概要を紹介する。I 略伝・業績・人となり1) 修琴堂の由来, 2) 熊本医専時代, 3) 高知開業時代, 4) 漢方修行のため上京, 5) 臨床・研究・教育活動, 6) 蔵書疎開・西荻窪時代。II 修琴堂文庫1) 整理作業の経緯, 2) 文庫の特徴, 3) 傷寒・金匱関係の突出, 4) 古方派の充実, 5) 後世派・考証派・鍼灸書。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

収集済み URL リスト