著者
志智 大介 谷澤 朋美 本田 勝亮
出版者
社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.82, no.4, pp.335-340, 2008-07-20 (Released:2011-02-07)
参考文献数
19
被引用文献数
2 3

2001年から2007年までの7年間において静岡県浜松市保健所へのつつが虫病の届出数は6件あった. 内5件について診療録上の考察を行った. 血清抗体価検査上, 4例でもっとも優位に上昇した株はGilliam株だったが, Kawasaki株まで調べた1例ではKawasaki株がもっとも優勢だった. 臨床症状では, 発熱, 発疹, 頭痛, 比較的徐脈を高率にみとめた. 臨床検査では3例に異型リンパ球出現, 全例に好酸球消失を認めた. 4例 (80%) に低ナトリウム血症を認めた. 1例は不適切ADH分泌症候群が疑われた. 全例がminocycline投与で36時間以内に迅速に解熱した.

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編集者: Kinori
2019-11-25 14:21:58 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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