著者
森 俊文 松本 早代 井本 佳孝 四宮 寛彦 和田 哲 友成 哲 谷口 達哉 北村 晋志 六車 直樹 高山 哲治
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.254-258, 2014-05-20 (Released:2014-05-30)
参考文献数
15
被引用文献数
1 1

症例は21歳,フィリピン人女性.18歳までフィリピンにて生育,以降日本に在住.呼吸困難の精査目的で撮影したCT検査で肝臓内に網目状模様を認め,日本住血吸虫症を疑い血清抗体価を測定したところ高値であった.プラジカンテル40 mg/kg/日を投与し,6カ月後に抗体価は低下した.本邦では,新たな日本住血吸虫症はみられなくなったが,輸入症例や陳旧症例の報告が散見される.非流行地域において特徴的な肝画像所見を呈したことにより発見された本症の1例を報告する.

言及状況

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日本国内における住血吸虫症は広島県、福岡県などの地域でも流行していましたが、いずれも撲滅されています。 ただし海外での住血吸虫症は未だ残っており、輸入感染症として気をつけるものとなっています。 https://t.co/iM5vrGP21h
https://t.co/e3p67W6xq7 人やモノが瞬時に世界中を行き交う時代だから、日本住血吸虫症に限らず輸入感染症への警戒は必要ですよね。 ただ、水路のコンクリ護岸工事が住血吸虫(とその中間宿主)の侵入・定着の防止の為に有効な措置かというと…?(そもそも地方病の再発防止を目的にやる工事じゃないし)

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