著者
岡井 律子 小笠原 章 繁田 明
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.213, 2003 (Released:2004-05-25)

【目的】近年、アレルギー体質の人が増加しており、家庭内のアレルゲンとしては、ダニ(糞・死骸)が知られている。ダニ対策は厚生労働省から、日常の掃除行動や住宅設備の管理等での対策が提唱されているが、主婦の家事行動との間には乖離がある。主婦のダニに対する知識や意識、対策行動の実態を把握し、家庭における有効なダニ対策を考察した。【方法】首都圏在住主婦(N=165)対象に郵送式自記入調査を実施。代表家庭(N=8)の掃除機がけ時のダスト・ダニアレルゲン除去率を測定。また1年間、同一家庭(N=6)のダニ数・ダニアレルゲン値を季節毎に迫跡調査。【結果】結果の概要は以下の通り。(1)殆どの主婦はダニを気にし、各種対策を実施中。ただし被害経験は少ない。ダニに関する知識は不十分。(2)ダニ数等の年間追跡調査から、冬はダニ数が減少するものの他の季節ではカーペットや寝具で厚生労働省のガイドライン値を超える家庭が多い。ダニ数の少ない家庭は念入りな掃除機がけを実施していた。(3)カーペットに対する掃除機がけ実施率は高いが、ダニ除去のためにはかけ方が不十分。寝具に対しては実施率自体が4割程度と低い。(4)掃除機がけによるカーペットのダストやダニアレルゲン除去率は、主婦自身の推測は約7割で、案際はダストで4割以下、ダニアレルゲンでは3割以下。布団でも取れていると思う意識よりも実際の除去率は低い傾向であった。以上より、現状の主婦の掃除方法では家庭内アレルゲンを十分除去するには至っておらず、新しい提案が必要と考えられる。

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