著者
西山 豊
出版者
大阪経大学会
雑誌
大阪経大論集 (ISSN:04747909)
巻号頁・発行日
vol.74, no.2, pp.55-66, 2023-07-15 (Released:2023-08-03)

白黒のパターンから色が浮かび上がるベンハムのコマの理由は未だ謎である。この論考は,著者が1979年に発表した記事の続編であり,特に主観色の現れる理由を著者の仮説をもとに,より深く考察したものである。連続する2つの刺激が,ヒトの視覚系を通すことで位相がずれて動的な干渉が起こり,特定の色が浮かび上がるのではと推論している。この仮説が,200年近くつづく主観色解明の歴史に大きく寄与するのではと期待する。

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https://t.co/QqkFtpMZll 西山豊「ベンハムのコマに関する動的干渉モデル」『大阪経大論集』Vol.74, No.2, 55-66 がJ-Stageで公開されました。 A Dynamic Interference Model for Benham's Top(英語版)は 同誌 Vol.74, No.1, 99-110 で公開されています。

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