著者
安部 恭子 島田 達生
出版者
コ・メディカル形態機能学会
雑誌
形態・機能 (ISSN:13477145)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.51-58, 2009-03-20 (Released:2010-09-09)
参考文献数
36
被引用文献数
3

個人の母乳の乳質を知るために、母乳の肉眼と顕微鏡での観察を試みた。用手搾乳された母乳141検体において、初乳は一般に黄色を呈し、移行乳から成熟乳にいたるにつれて白色となった。スライドグラス上の20μlのオイルレッドまたは1%オスミウム中に20μl母乳を滴下し、肉眼と光学顕微鏡で観察した。各々の小型の脂肪滴は鮮明に同定できるが、20μl中に含まれる脂肪滴の量にかなり個人差があった。遠心分離した上層の黄色の部位を走査・透過電子顕微鏡下で観察すると、脂肪滴は球状で、初乳1.5~3.0μm、移行乳2.0~6.0μm、成熟乳2.0~6.0μmであった。脂肪滴は母乳中においても細胞膜に包まれ、脂肪滴同士の融合はみられなかった。

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