著者
成瀨 浩史 堀井 聡子 鶴野 充茂 吉村 健佑
出版者
日本広報学会
雑誌
広報研究 (ISSN:13431390)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.34-45, 2022-04-28 (Released:2022-07-25)

マンガ・アニメを用いた広報の感染症対策におけるエンターテインメント・エデュケーションの有用性を検討するため、感染症対策を目的とした厚生労働省の Twitter 投稿のうち、マンガ・アニメを起用した投稿の「いいね」、リツイート、引用リツイート数をそれ以外と比較した。マンガ・アニメを起用した投稿は8 事例あり、これら投稿へのリツイート等の平均値はそれ以外の投稿と比べ高かった。ただしリツイート等の数は投稿期間の長期化により減少する傾向にあった。本結果から、マンガ・アニメの起用は無関心層への訴求に有用性が示唆された。ただし、その効果は一過性であり、マンガ・アニメの放映時期など、外部要因を考慮した投稿により広報効果を高める工夫が必要である。

言及状況

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厚生労働省による感染症対策に関する マンガ・アニメコンテンツを起用した広報の可能性 ―エンターテインメント・エデュケーションの視点から― https://t.co/yqjpyOdG4E
政府の広報の効果が無関心層に対して有効かもしれないという分析? https://t.co/FfQ1866fMv
「マンガ・アニメの起用は無関心層への訴求に有用性が示唆された。」 厚労省のアニメやマンガとのコラボ、中の人の趣味かと思いきや広報として有効な手段だった。 J-STAGE Articles - 厚生労働省による感染症対策に関する マンガ・アニメコンテンツを起用した広報の可能性 https://t.co/pLAexvKpHE

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