著者
後藤 純一
出版者
日本国際経済学会
雑誌
国際経済 (ISSN:03873943)
巻号頁・発行日
pp.kk2015.03.g, (Released:2015-08-19)
参考文献数
10

本稿の目的は, 一般均衡論的フレームワークを用いて, 日本における外国人労働者の特徴を明らかにし, その経済的インパクトを考察することである。「定住移民」と「出稼ぎ的外国人労働者」を峻別した分析により, 以下の3点が明らかになった。①日本における外国人労働者の大多数は, 軸足が本国にある出稼ぎ労働者である, ②出稼ぎ労働者の受入れは, きわめて大規模(ハリケーン)でない限り受入国の厚生を減少させる, ③定住移民の受入れは出稼ぎ労働者よりも受入国にとって好ましい。

言及状況

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直接的なヒトの移動(外国人労働者受け入れ)以外にモノの移動(貿易)、カネの移動(海外投資)の活用を考えるのがいいのではという〆で

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少子高齢化時代における外国人労働者受入れ政策の経済学的分析 後藤純一 https://t.co/5lsMYBuNLE

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