著者
矢島 稔
出版者
一般社団法人 日本昆虫学会
雑誌
昆蟲.ニューシリーズ (ISSN:13438794)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.106-117, 2015-10-05 (Released:2019-04-25)
参考文献数
5

(1) 皇居内に幼虫を放流し40年にわたって羽化したヘイケボタルとゲンジボタルの個体数の変化を記録した.放流終了後もホタルとカワニナが世代を重ね,個体数を変動させながらも個体群が維持される生息環境の復元に成功した.(2) ゲンジボタルを野外の水槽で飼育した孵化幼虫の成長の変異に基づき,1年で羽化する個体に加え,羽化するまでに2年以上を要する個体が存在する可能性を指摘した.(3) 関東地方に生息するゲンジボタルは越冬後体長が30mmに達した幼虫が流れから上陸するのは4月中・下旬に限られる(日長時間が13時間以上の雨の夜).この生活史は餌のカワニナの繁殖・生存と密接に関連していると考えられる.

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皇居外苑にホタルがいるのは有名な話だが、半世紀ほど前に昭和天皇が京都御所から献上されたホタルを窓から放っても定着しないことに疑問を感ぜられて、ホタル定着のための環境整備プロジェクトを仰せ付けた専門家の回想と、ホタルが出るようになるまでの技術的詳細がこちら https://t.co/eOybQEtPJB https://t.co/sgHm9tZba1
遅ればせながら鉄腕DASHを視聴。皇居にホタルがすんでいるんだなぁと思って調べてみると、こんな論文が。「皇居に蛍を定着させて40年:ゲンジボタルの幼虫に見られる多年羽化の実態」(日本語論文、オープンアクセス)https://t.co/DhYFEklTxd

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