著者
足立 馨 手塚 育志
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.64, no.11, pp.709-715, 2007 (Released:2007-11-30)
参考文献数
35
被引用文献数
1 4

単環状および多環状構造をはじめとする高分子のさまざまな「かたち(トポロジー)」の設計および合成に関する最近の研究成果を,国内外の関連研究とともに解説する.環状アンモニウム塩を末端または主鎖中に導入した直鎖状および分岐状高分子前駆体(テレケリクス)を多官能カルボン酸対アニオンと組合せると,静電相互作用によって希釈下で自己組織化イオン性高分子集合体が形成する.さらに環状アンモニウム塩基の開環または脱離反応に基づく共有結合変換によって,多様な単環状・多環状高分子の効率的合成が達成される.また,このプロセス(Electrostatic Self-assembly and Covalent Fixation)に特徴的なイオン性高分子集合体の動的平衡や,得られる環状テレケリクスのメタセシス反応を利用することによって,さらに精密な高分子トポロジー設計も実現する.

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ポリマーとトポロジーについて調べてたら突然知ってる名前が出てきた https://t.co/KVMkexYVUm

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