著者
小川 正人
出版者
一般社団法人 日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.80, no.3, pp.309-321, 2013-09-30 (Released:2018-04-04)

本論文は、1875年に北海道に強制的に移住させられた樺太アイヌの児童を対象として設置された小学校「対雁学校」の歴史を検討したものである。先ず同校の設立・維持に関する行政の施策をあとづけ、学校設置当初のごく一時期を除けば、行政は樺太アイヌの教育に積極的ではなかったことを明らかにした。また、児童の就学状況を捉え直すことを通して、樺太アイヌは、それまでの生活基盤から切り離された暮らしを強いられた中での余儀の無い選択として、子どもに教育を受けさせることを強く求めていたと考えられることを指摘した。樺太アイヌは、自分たちの暮らしを築くこと、そのための子どもの教育の機会と場を求めたのであり、行政がそれに応えなかったのである。

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強制移住の嘘は1970年に作られた。 そのため、彼らの資料は全て新しい。 https://t.co/Slm8cs3jN5 書き手は北海道博物館スタッフ小川正人。彼は第二尋常小学校など教育の面からの差別創作担当者の工作員。 https://t.co/YPKFDVA7q5 https://t.co/b78floo0wP
この資料(小川正人の妄想感想文)はほんとデマのかたまり。 東京の開拓使仮学校は立派な大人も通う学校でした。開拓使山本惣五郎さんも通われました。 注釈まで感想文。呆れる。 https://t.co/Slm8cs3jN5 https://t.co/xQQlKSXJf3 https://t.co/UPayF9debs
あ、なんかこんな論文も(わき道にそれまくる)。 対雁(ついしかり)学校の歴史 : 北海道に強制移住させられた樺太アイヌの教育史 https://t.co/AcQ7tPynNq
資料】「対雁学校の歴史──北海道に強制移住させられた樺太アイヌの教育史」(小川正人) https://t.co/SezQCSmQw8 https://t.co/3mrvDrrLQS

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