著者
濱中 淳子
出版者
一般社団法人 日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.87, no.2, pp.190-202, 2020 (Released:2020-09-30)
参考文献数
26

今般の大学入試改革は、新体制に切り替わる直前に「英語民間試験導入」と「国語・数学の記述式問題導入」が見送られるなど、迷走状態にある。なぜ、このような状態に陥ったのか。今回の改革の特徴は、教育測定や教育社会学、英文学者や言語学者等の研究者が危うさを訴えているなかで進められた点に求められるが、本稿では、推進派の問題とともに、研究者が何を主張してきたのかについても踏み込みながら、迷走の背景を描写した。

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[高等教育研究][入試] 濱中淳子先生

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年々益々共通テストの受験者数激減していくのに文科省改悪すんなよ。この論文読んでてまさにその通りって思ったわ。近年国公立大学でも共通テストを必要としない入試方式が増えてるから受験する必要がなくなってきてるし、共テの需要がどんどん無くなるね。 入試改革の迷走 https://t.co/GEa2XwNXJF
大学進学率が高くなっているからこそ、大学入試を考える必要があるのに、グローバル化とか情報化に焦点があたってるのは良くないなと思っている。大学はユニバーサル化(普遍的)に力点をおいて、そこからグローバル化、情報化を考えてほしい…… 入試改革の迷走/濱中淳子 https://t.co/yrrTcmlHoV https://t.co/rI2HknBvN7
濱中 淳子 2020 入試改革の迷走 推進派と研究者それぞれの問題 教育学研究/87 巻 (2020) 2 号/ https://t.co/4GjcLztuv3
濱中淳子(2020)「入試改革の迷走—推進派と研究者それぞれの問題」教育学研究 2020年87巻2号 pp.190-202 https://t.co/kNasXuU2Ms

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