著者
平井 規央 谷川 哲朗 石井 実
出版者
THE LEPIDOPTEROLOGICAL SOCIETY OF JAPAN
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.57-63, 2011-06-30 (Released:2017-08-10)
参考文献数
34

アオタテハモドキJunonia orithya orithyaを実験室内の25,20℃の12L-12D(短日)と16L-8D(長日)および30℃の長日条件下で飼育し,発育,季節型,耐寒性を調査した.幼虫と蛹の平均発育期間は温度の上昇とともに短くなり,幼虫期の発育零点t_0と有効積算温度Kは,13.7℃と208.3日度,蛹期は13.4℃と99日度と算出された.25℃では長日・短日ともに3日目に,20℃長日では7日目に成熟卵を持つ個体が見られたが,20℃短日では14日目にも成熟個体は見られなかった.成虫期には日長と温度による季節型が見られた.雌雄後翅裏面の眼状紋と雌の後翅表面の橙色は高温長日で発達し(長日型),低温短日では眼状紋が消失して雌の後翅表面は青色となる(短日型)傾向が強く認められた.幼虫(4齢),蛹,成虫の過冷却点を測定したところ,それぞれ約-12,-17,-20℃となり,成虫で最も低かったが,飼育日長による差は認められなかった.

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