著者
木元 侑菜 勝原 涼帆 馬場 友希 亘 悠哉
出版者
日本哺乳類学会
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.23-27, 2021 (Released:2021-03-10)
参考文献数
16

鹿児島県奄美群島の喜界島において,2頭のコウモリ類の死体が発見された.2019年8月31日に初めて発見された死体は雄で,前腕長34.9 mm,陰茎長11.5 mmであった.本死体はオオジョロウグモNephila pilipesの網に捕獲されており,内臓の大部分がクモに摂食されていた.2019年9月15日に発見された死体も雄であり,前腕長32.2 mm,陰茎長11.2 mmであった.この死体はゴルフ場の事務所内で発見された.外部形態や頭骨を用いた種同定の結果,2例ともこれまで喜界島に生息記録のなかったアブラコウモリPipistrellus abramusと判定された.またバットディテクターによる音声調査により,アブラコウモリと思われる音声が島全域から確認された.

言及状況

外部データベース (DOI)

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そして、喜界島におけるオオジョロウグモによるアブラコウモリの捕食(木元ほか 2021)の3例ですね。最後の論文は私も関わらせていただきました。 https://t.co/Dz85f9gDU4
大洞窟ではコウモリを確認できなかった折居ですが、「喜界産哺乳類目録」の中に「蝙蝠」と書いており、いずれかの日にコウモリ類を観察したようです。喜界島で記録があるのはオリイコキクガシラコウモリとアブラコウモリの2種のみ。https://t.co/9pQb324OaT このいずれかだったのだろうと思われます。

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