著者
松井 剛
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.5-19, 2015-09-30 (Released:2020-05-12)
参考文献数
36

本論文では,ことばを通じた市場創造という現象について深く検討するために,筆者が行った調査結果に基づき,博報堂ケトルの嶋浩一郎氏が提案する「社会記号」について検討する。「社会記号」とは,「ロハス」や「コギャル」といった「世の中の新しい動きや事象を言い表すためにメディアがつくる言葉」のことである。この社会記号には,呼称,行為,脅威,カテゴリーの4つの類型があり,また自己確認,同化,寛容,拒絶,規範,課題の6つの機能があることが示される。それぞれの類型について詳細な検討を加えて,動機の語彙・ラベリングという2つの観点から,その役割について検討する。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (3 users, 4 posts, 1 favorites)

社会記号の4類型 社会記号ってなんだろうと思い調べたりして(^^) https://t.co/YMTxC6iyT6
@tommygfx90 https://t.co/B3E3f5xQK6 そしてみてる社会記号の論文 面白いです
J-STAGE Articles - 社会記号の4類型 ─ 呼称・行為・脅威・カテゴリー ─ https://t.co/noRCb8p8bD
J-STAGE Articles - 社会記号の4類型 https://t.co/noRCb8p8bD

収集済み URL リスト